政策
雇用
と
福祉
若者の雇用を確保し
吉野川市で子育てしようと思える町づくり
吉野川市の産業は年々減少していて、若者は仕事を求め市外、都会へと流れ、製造事業所及び製造業に従事する人も減ってきています。
しかし、都会より田舎暮らしがしたいと考えている若者も増えてきています。こうした若者が定住するには子そだて環境の充実、インターネット環境の整備を図り、若者が定着するまちをつくる。そうして市内の雇用を拡大。
また、高齢化により農業、林業の担い手が減少していますが、若者を農林業の担い手とした民間の『農林業事業所』の設立や、それを支援する融資制度の検討が必要。
環境
と
農林業
地産地消により
生産者と消費者の顔が見える安全•安心の農業
兼業農家の増、担い手の高齢化などにより、農家の経営耕地面積の減少が続いています。
一方消費者は新鮮で生産者の顔が見える安全な食材を買いたいなど、安ければよいといった消費者ニーズから変わりつつあります。
こうした消費者のニーズを満足させるのが、農家が作った野菜を地元の消費者へ届け、地元が消費する『地産地消』のしくみ。
市内でも農家が直接市場へ納める直売所が何カ所かはあります。
吉野川市が市の公共施設の空きスペースを『直売所』として提供し、農家と消費者がふれ合える機会を増やすことにより、小規模の田・畑所有している退職後の高齢者が農業の担い手として活躍できるなど農業の活性化も図られます。
また、子供が野菜の旬の味を知ることにより野菜嫌いを無くす、流通コストを省くことによりCO2の削減になる、お金が地域で循環することにより地域経済が活性化するなど吉野川市にとってメリットも追求。
林業を活性化し山の緑を守る
昭和30年には9割以上あった木材の自給率が木材の自由化により、今では2割に落ち込んでいます。
日本の林業は戦後復興の木材需要を見込んで造林を急激に拡大しました。また、エネルギー革命により薪や炭が時代に適さなくなったため、里山では広葉樹を杉や檜に変えていきましたが木材の輸入自由化により価格が低迷し、林業が衰退しているにもかかわらず造林政策を続けたため、高齢化、後継者不足により森林が荒廃し環境問題となっています。
林業が荒廃した原因は国の政策です。吉野川市は環境を守るため、伐採されていない森林の活用と森林保護のための担い手を育成しなければなりません。
教育
と
文化
子どもからお年寄りまで学べるまち
人間は一生勉強だといわれます。学校で学ばなかったことを社会に出て学ぶ。退職してから仕事が忙しくてできなかったことに取り組むなど、すべての世代に学ぶ機会が提供されなければなりません。
吉野川市でも公民館、図書館、文化施設、ホールなどが整備されていますが、建物だけでなく、そこで働く人を充実させて活動を活発化させましょう。
吉野川市のすばらしい文化の継承や宣伝
『あらたえの里』麻植郡は阿波忌部の時代からの歴史があり、ともすれば地元の人が気づかない、貴重な文化遺産が数多く残されています。残念ながら『麻植』とい地名は町村合併により無くなりましたが、吉野川市となった今、まちに伝わる祭り、伝統芸能、言い伝え、歴史、昔話、伝説、民話、文化財の調査を行いアーカイブするとともに次の世代へ伝えていかなければならないのではないでしょうか。
また、休校となった教育施設を博物館として再利用し、インターネットを使って地域の文化を世界へ発信することも可能です。
2013年7月3日