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パクリの記事です。筆者天木直人氏のブログより

「たちあがれ琉球沖縄」という本が出た!「たちあがれ琉球沖縄」(仲嵩達也なかたけたつや著 あおぞら書房)という本が出たことを新聞広告で知って、そのタイトルにひかれて、さっそくアマゾンで注文して読み終えたところだ。期待を裏切ることのない、文字通り、タイトル通りの内容の本だ。私が沖縄に対して要求していることがその通り書かれている。まさしくいまこそ琉球王国のアイデンティテを掲げて独立も辞さない覚悟で自主外交をすべきだと訴えている。私と根本的に違うところは、沖縄とは無関係の本土の人間ではなく、沖縄(与那国島)で生まれ育った生粋の沖縄人であるところだ。その仲嵩氏が、薩摩藩から始まって明治維新政府に「処分」され、戦後は日本政府と米国の犠牲者であり続けた琉球沖縄は、いまこそたちあがれ、沖縄を沖縄人の手で作りなおせ、最後は独立しかない、それは出来る、と訴えている。そして、そこまでなら私にも言えるが、私をはるかに超えているのは、米国の覇権主義はもちろんのこと、中国の覇権主義にも批判的であることだ。そして、尖閣は琉球の領土であることは歴史的な事実であり中国も認めてきたのに、海底に資源があることを知って要求し始めた中国は許せない、日本政府は沖縄が日本であることを全面に出して尖閣の領有権を主張すれば、中国は反論できるはずがない、と書いているところだ。もっと驚いたのは、台湾は中国から堂々と独立すべきだと主張しているところだ。そもそも台湾は、琉球が日本から独立していた歴史があるように、中国とは異なる民族、文化の独立国だった。それが、中国共産党との内戦で敗れた蒋介石が逃げてきたために、いまでは内戦に勝った中国に一つの中国だと言質を与えることになった。歴史の原点に立ち返って、内戦とは無関係な台湾の民族自決を主張して、台湾は独立すればいいのだ、と主張する。琉球と台湾がそれぞれ、日本と中国から、同時に独立すればいいのだ。それは、民族自立、脱植民地支配の歴史の流れの中で、必然的だと説く。そうすれば、尖閣もまた沖縄と台湾の共有となり、友好のシンボルになる。極端に言えば仲嵩氏が書いているのはそういうことだ。そして、もし沖縄が台湾と手をつないで独立を達成するように動けば、日本も米国も中国もそれを止めることはできない。大国の覇権主義に翻弄されてきた世界の大多数の国から拍手喝采の支持を受ける。米中の対立の結果起きる台湾有事など、フザケルナ、という事になる。ものすごい本が出た。もはや私が口出し、手出し、するまでもなく、すべて解決する。惜しむらくは、仲嵩氏みずからそれを実現して見せるという気概が感じられないところだ。「この拙い本がたたき台となり、琉球沖縄のアイデンティティ確立に寄与できれば幸いである」と逃げているところである。いや、私が間違っているのかもしれない。すでに仲嵩氏は玉城知事のブレーンになって琉球沖縄の実現に向けて動いているのかもれない。たとえそうでなくても、玉城知事がこの本を知って、仲嵩氏を自らのブレーンに招き入れて、「たちあがれ琉球沖縄」を実現すればいいのだ。はたしてそうなるのか。それは、これからの玉城知事の言動を見ればわかる。仲嵩達也氏と彼の書いた「たちあがれ琉球沖縄」(あおぞら書房)から目が離せなくなった(了)編集・発行:天木直人※以上、原文です。興味ある方は、本のご購入をされては?

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