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被ばくと闘う屋外労働者

被ばくと闘う屋外労働者

配送業者の皆様の労働実態。

近道ができないもどかしい業務計画。広く深く染みついた放射能。当時の風に動いた放射能は、距離に関係なく、エリアに関係なく飛散。

すぐ隣町に行くにも、立ち入り禁止区域、通れるが通ってはいけない道路があり、無駄な時間とガソリンを使う訪問作業には憤りを感じると話されていました。

以前は5000軒あった町は現在その一割だとか。(避難後に帰えられた皆様のことでしょう)

しかし、その一割も内2割は役場関係で、8割は東電関係の人たちだとか。(おおざっぱでしょうが)

従って、荷物をもらいに行くのは簡単でも、届ける作業は『住んでいるのかいないのか』ここからの始まりなので、早朝から格闘が始まるんだとの説明でした。

生き物相手の生産者は、(酪農者?)更に遠方に居住しているため、通行道路の制限もあり、普通の時とは大きく違う時間が必要とのことでした。

この話をされた方も、当時は仕事を打ち切り、避難の道を選んだといいます。(だから私たちの前に立っているのですが)子供を迎えに行く道中、妻や両親には『危険だから行くな、俺が行く』と、言い切って進んだものの、想定を超える交通渋滞で時間を過ぎて園に到着。家族ともどもそこにいてくれた感動は今も忘れられないとのお話でした。

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