ブログ

麻栽培申請『申請しないと始まらない?』

伊勢新聞で見つけました

神事に使う大麻の県内栽培を目指す一般社団法人「伊勢麻振興協会」の新田均理事らが三十一日、県庁で記者会見し、県が不許可とした県内での大麻栽培について、五月上旬までに再申請する考えを示した。栽培シーズン初期の五月中にも栽培を始めたい考え。

協会は記者会見に先立ち、不許可の決定に対する見解と今後の方針を説明する文書を県に提出した。文書は、県が不許可としつつ「祭祀(さいし)に国産大麻を用いるべきとの主張は理解できる」との見解を示したことに「矛盾しており、理解に苦しむ」と指摘した。

その上で「ここで私どもが退けば、やがて日本の伝統的な大麻栽培、精麻加工の絶滅につながる。県が誠実な協議に応じるならば、審査請求や取り消し訴訟などの手段はとらない」などと説明。当初予定した四月からの栽培にも「こだわらない」とした。

新田氏は記者会見で、県の判断について「文化や伝統の観点では、薬務感染症対策課が判断する範囲を超えている。政治家たる鈴木英敬知事が判断すべき」と指摘。「防犯カメラの設置や反社会的勢力への流出防止など、指摘された項目に対応したい」と述べた。

また、大麻の栽培を予定している農業法人「あさって」(伊勢市)の村上信吾社長は「四月の栽培開始にこだわって全てができなくなってはならないと考えた。栃木県で栽培の研修をしていた人が帰ってくるので、五月の末ぐらいには栽培を始めたい」と述べた。

県薬務感染症対策課は取材に「今回の申請内容は許可できなかったが、大麻栽培を全て不許可にするというスタンスではない」と説明。「協議で対策が示されれば、国への相談や許可を出している他県への調査によって対策が適切か判断したい」としている。

協会は「自力で県内の伝統的な祭事を継承したい」として、昨年十一月二十八日付で県に大麻の栽培許可を申請した。これに対し、県は「県内で大麻を栽培する合理的な必要性は認められない」などとして、今月六日付で申請を不許可としていた。

コメント

0 件

コメントをどうぞ

 *

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください