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道の駅『安達』の視察研修

報告用ですので少し読みづらいかもしれませんがご一読のほどを

以下報告原文

定刻15時00分より17時10頃の間、説明質疑及び現地視察を行う。

二本松市議会事務局、地域振興課長、二本松振興公社(指定管理)GM,同企画総務本部長の5名より説明。

ポイントは以下

  • 国道4号線の上下に道の駅がある。上下にあるのは全国的にも珍しい。4号線は大動脈の街道である。
  • 指定管理で営業している。駅長と部長に参加してもらっている。

☆ 市の紹介をしたい。平成17年一市3町で二本松市が誕生した。65000名から57000名の人口となっている。現在26名の市議、合併後の在任特例による80名の議員から第1回選挙で30名に。第2回の選挙から26名となった。5代目の議長が誕生している。平成26年は620億円が当初予算。うち放射能除染など327億円が原発関係(放射能除染・健康管理対策)。

☆ 二本松市は吉野川市の2,4倍の面積がある。

 

☆ 建設への苦労 上下線にあるのは全国でも珍しい。一桁国道で、平成8年から計画していた。平成9年3月24日に上り線道の駅オープン。すべて国費で整備。下り線道の駅関係は建設省から国土交通省へ移行。平成22年、国と費用の覚書、費用負担の話が出てきて苦労した。結果、25%国が持つ、75%は市が持つように。駐車場は国が50台。残りの50台は市が舗装をやるようにと伝えられる。

市長や議員に説明しながら、国はここまで、残りは市がやると、2000万円で舗装は市がする。トイレも案分で25%が国負担となる。

建物は起債でやれる。95%の起債(合併特例債)でやっている。

費用負担は、40%が国の予定であったが、国の会計検査院に別のとこで(九州方面)負担割合を指摘、最終25%が国となった。

国関係が作成した設計は予算と合わないし、使用にも問題があり、大部分は変更できた。

 

☆ 生産者、関係者とは常に研修会を開き、生産物、名産品等市内生産者重視で、手数料も市内外で差をつけている。取扱い手数料、市内野菜は15%程度を頂き、市街は30%くらい。ケースでは50%いただくこともある。

☆ 商品にクレームがあるが、生産者からもクレームがある。生産者がクレームについて異論をいうこともある。生産者もプライドをもっている。商品に自信を持っている。高齢であっても高額の収入がある。

 

  • 研修について、各部会で、年に2回はやっている。目利きであったり、新品種の研究、取入れなど。

 

  • タキイ種苗などに来ていただくときもある。工場研修もやる。生産者は時期をずらして生産するとか、産物の形を少し変えてみたり。

 

以上が、特徴的な質疑。

 

研修を終えて

そもそも、道の駅安達は、最初から上下に建設することで出発。下り線の建設議論が始まったが、国の担当者は毎年変わっていく。話し合っていることも、毎年変わっていく。国主導で建設が進むはずが、結論は25%の負担と、規制はしっかりやってくる。建設に至る苦労は長期戦であったようです。

完成させた背景には、市長、議会、理事者の協力があったといえるでしょう。

『二本松市振興公社』は、職員120名という、雇用を生み出しているようです。道の駅上り42名、下り59名とのことです。背景には多くの生産者組合がいます。

生産者との研修会や、工場見学、種苗会社との交流など、企画力も伝わってきました。『やりての部長』という一面もありましたが、トータル的に事業運営全般にホットな状況が伝わってきました。

『振興公社』のGMが、市役所レベルの高校卒業青年を雇用できる収支を目指しているとまとめが出されました。

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