掲載記事は、駅前での宣伝活動の下書きです。
話した内容と記事はずれますがご一読を。
JR鴨島駅をご利用されている皆さま、交通機関ドライバーの皆さま、地元の皆さま、少しの時間お騒がせいたします。ご容赦お願いします。また、是非訴えをお聞き願います。
只今ご紹介を頂きました、吉野川市議会議員の阿佐勝彦でございます。
現在国会では、安保関連法案の行くへを決める最終段階に入っています。命名された『戦争法案』そのものであり、絶対に成立させてはならない法案です。昨日の安保法制特別委員会は、採決をするための予行演習を何度もして、多数決のみをもって可決するという前代未聞の手口で可決されました。到底民主主義とは程遠い、独裁といえる行為で、無効と言える採決となりました。
本日は、数名の弁士がお話しすることでしょうから、訴える内容が集中するのではと思われます。できる限りかぶらないように訴えたいと思います。
先ず、現在議論されている戦争法案は、憲法9条のうたう、戦争と武力による威嚇、武力の行使は解決の手段として永久に放棄する。この目的を達成するために軍隊を持たない。です。
そして、憲法98条は、憲法が最高法規であって、憲法に違反する法律は、効力を有しないとうたい、憲法99条では、天皇、大臣、国会議員、裁判官、公務員は憲法を擁護する義務を負うといっています。立憲主義といわれるところです。私は、1977年国家公務員となりましたが、その折、憲法を守るとの誓約をいたしました。
さて、私たちが成立を阻止する趣旨は、憲法違反だからではなく、平和国家建設であり、更に平和を希求するということです。
日本は、昭和16年12月8日、真珠湾攻撃を仕掛けました。開戦の暗号は『トラトラトラ』です。しかし、敵国米国には既に暗号は解読されていたといいます。交戦の大義を与えたということでしょう。
そして、昭和20年、広島、長崎に原子力爆弾が投下され、戦争は敗戦となり、集結しました。
この原爆投下は平和につながったという論法まで飛び出しました。その理由は、日本国民が「神国日本」で必ず最後には勝つと洗脳されていたところにあります。
このような痛ましい結末は、いまだに原爆被爆者2世3世として、差別も解消されずにいます。
私たちは、憲法違反の安保関連法案反対というより、被爆国日本として、二度と戦争をさせてはならないことを強く訴えなければなりません。
現在の法案が通るなら、自衛隊は軍隊と化し、国外の戦場に行くことになります。戦争は、戦場で行うわけではありません。アメリカニューヨークの貿易センタービルが航空機乗っ取りで破壊されたことは記憶に新しいことです。この出来事を『テロ』の言葉で言われておりますが、原油を奪い、そのために武力行使をする国への報復行為です。戦争に加担すれば、敵国は日本の本土を攻撃します。国内には50を超える原子力発電所が存在します。都心や原発を標的とすることは目に見えています。日本人的にいえば、江戸の敵を長崎で討つということわざの通りです。
真の平和は、武力の強化の上には存在しません。戦争の方向に向かわせてはならないということで、この時代に生きる日本人として、恥ずかしくない生命を懸けた闘いを継続していかなくてはなりません。
国際紛争を解決する手段に武力行使は永久にこれを放棄する。この憲法9条が完全に尊重されるまで、闘い続けなければなりません。
ご静聴ありがとうございました。
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