午前は飯尾川の氾濫、午後は災害時危険場所の現状視察でした。
今回再び『飯尾川』関係の視察がありました。市議会議員6名、県職員4名、市職員関係者です。
県外の方もブログを見ていただいておりますので、少し詳細を書いてみます。
当市の東の果てで飯尾川をせき止めて、水位をあげ、そこを取水口として下流域の(下流市町)農業に水を使うという設備があります。この所有は官ではなく民です。せき止めるとはいっても川幅まで絞り込んでいます。大雨の時には必ず当市が氾濫するというより大量の水がたまるという光景になります。まさに海状態です。
また、すぐ下流に排水機場の設備を建設したものの、この取水口からとった水の水路が排水設備までの流れを妨害し、機能が十分ではありません。
近年、解決策として、この堰を取っ払う計画が持ち上がりました。もう少し下流で、せき止めて水位を上げるのではなく動力で雨水を持ち上げるという計画です。
この計画が周知されると、近隣の市民の方々から『地下水の水位が下がると、私らの生活水が危機的になる』という声が出ました。この地域は町水道ではなく、各自で地下水を利用しているとのこと。
このような現状で、今朝9時から先ずは事前の打ち合わせを行い現地に出発するというスタイルとなりました。
新しい風吉野川では、『取水場所をもっと下流にすれば。近隣の市民の方には万一の場合の補償をすれば』『水が必要な時にはいただくが、いらないときには当市が水害を被るのはいかがなものか』『今現在、雨水のみを取水しているのだから、地下水まで取水する必要はないのでは』と、県の担当者に。
一つ明らかになったことは、取水口を除けていただく為の動力の取水システム設置だから、さらにそのための水道保証は難しいとのことでした。
改善されるまで言い続ける以外方法はなさそうです。
何が気に入らないのか、ブツブツ言いながらの説明でした。
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